自宅で金の純度をチェックする方法
2016/09/21
金には純度があります。
純金は金が100％という事です。
そして、K22、K18、K14…というように金の純度を表していきます。
金に不純物が無ければ買取価格も高くなります。
それでは、自宅で簡単に金の純度を調べる方法をご紹介しましょう。
金の純度のおさらい
金は24分率で表記されます。
24/24で24金。これが純金と呼ばれるものです。
そこから18/24になると18金と呼ばれます。
これは75％が金で、他の25％は金以外の金属が混じっている事になります。
14/24の場合は14金と呼ばれ、金の占める割合が58％という事です。
もちろん金の量が多ければ多いほど価値が高く、少なくなると価値が薄くなっていきます。
カラーゴールドと呼ばれるものは、金以外の金属を混ぜて赤やピンク、緑という色を作ります。
しかし金に他の金属を混ぜているので、金そのものの価値としては低くなってしまうのです。
金を調べるには比重をチェック
比重とは、ある物質の密度と基準となる標準物質の密度との比の事です。
これだけでは、よく分かりません。
もっと簡単にいうと、知りたい金属の密度を調べて金の密度と照らし合わせてみる。
同じなら「金」である…という事です。
分からない人は、アルキメデスの原理を参照してみてください。
金の純度を調べるのに用意する物
金の純度を調べるには下記の物が必要になります。
①水
②糸
③コップなどの容器
④秤（スケール）
秤は少数点以下が分かるものにしてください。
キッチンスケールなどでも大丈夫です。
金の純度の調べ方
では、金の純度の調べ方の手順をご説明します。
１、まずはスケールで金の重さを量ります。
２、容器に水を入れてそれを秤に載せます。秤の表示を0ｇにします。
３、糸に金製品を結びます。
４、水の入った容器に金製品を入れます。（金製品が容器の底に付かないように吊り下げてください）
５、秤の表示を確認します。
６、数値から比重の計算をします。
比重の計算
１で図った金の重さが10.0gとします。
５の秤の数字が0.52だったとします。
数式は次の通りです。
10g÷0.52g＝19.23
19.23は、24金に該当しますので、この金製品は純金という事が分かりました。
金の比重一覧
金の比重値を記載しておきます。
この比重値を参考にしてください。
金の比重値
| 金 | 比重値 |
| 24金 | 19.13～19.51 |
| 22金 | 19.13～19.51 |
| 18金 | 14.84～16.12 |
| 14金 | 12.91～14.44 |
以上が、金の比重から純度を調べる方法です。
ポイントは金製品を水の入った容器に入れた時に、容器の底に付けてしまわない事。
糸を使って水の中で宙吊りにして重さを量ってください。
また純金のアクセサリーなどの場合は、傷などを付けないように気を付けてください。
22金以上なら買取の際に高額になる事もあります。
是非、お試しください。