鑑定士が査定でチェックするところは?
2016/09/21
金の査定で鑑定士がチェックするポイントをご存じですか?
金を買取してもらう際に鑑定士は金のどのようなところを見ているのでしょうか。
そのポイントが分かれば高額査定になる方法がわかるかも知れません。
それではご説明しましょう。
刻印のチェック
査定の始まりは、なんといってもこの刻印のチェックから始まります。
指輪の裏側やネックレスの留め金の部分に「18K」や「K24」などの刻印を見たことがありませんか?
その刻印こそが買取価格の決めてになります。
18Kよりも、K18の方が信頼性が高く買取価格も若干変わってくるようです。
Kが前に来るのは主に日本の仕様、Kが後ろに来るのは海外の仕様です。
日本で刻印された方が信頼度が高いという事です。
刻印が無くても比重を調べれば金の質がわかります。
これは鑑定士にお任せしましょう。
イニシャルや傷は意外に関係ない…
イニシャルや名前が入っているものや、傷の付いているものは買取価格が下がってしまいそうですが、そんな事もありません。
基本的に高級ブランド品の貴金属以外はすべて溶かしてしまいますので、イニシャルが入っていても金の重量で買取りされるだけです。
傷も同じ事。
歪んでいても、欠けていても、変形していても、金であれば問題ありません。
それが金の価値という事です。
金の相場と重さで買取金額が決まる
金の買取り価格は、金の相場と重さで決まります。
金の質と重ささえ分かれば自分でおおよその買取金額を算出する事も可能です。
まずは金の質を知るために、刻印を探します。
18Kであれば、本日の金の相場をチェックして18金の1gの価格を調べます。
金の相場はネットで「金 本日の相場」と検索すれば見つける事ができます。
次に重量を量ります。
10gであれば、10g×本日の18金の相場=買取価格 という事になります。
この買取価格を目安にすると良いでしょう。
金の買取価格は買取店によって様々ですので、必ずしも自分で計算した通りに買取ってくれる訳ではありません。
また買取価格と販売価格は違いますのでご注意ください。
金の価値にプラスα
持っている貴金属が高級ブランド品であったり、記念金貨の場合などは、金そのものの価値にプラスαして買取価格が上がる事もあります。
記念金貨はレアなものであれば金として買取ってもらうよりも高額になります。
その状況に応じて金として買取してもらうのか、ブランド品として買取してくれるのか、希少価値を考えてくれているのかは様々です。
ですからある程度の下調べをしてから買取店に持って行くのが最良の方法です。
ジュエリーなどの場合は、保証書や箱などの付属品はすべて必要になります。
でないと買取額が下がってしまう事もありますのでご注意ください。
ひとつアドバイスさせてもらうなら、購入する時は同じようなデザインの物があれば必ずブランド品を購入するようにしましょう。
ブランド品という事だけで価値が上がります。
ノーメーカーは金の価値しかありません。
買取りしてもらう際に必ず差が出ます。